幸いにも梅雨晴れとなった6月21日(土)に、第79回滝学園東京同窓会が開催されました。
昨年まで会場だった学士会館は再開発により一時閉館。このため、今年はKKRホテル東京に場を移しましたが、宴会場に入るとすぐ皇居の緑が目に飛びこんできて、大手町のビル群と広大な皇居の自然を眺望しながら会は始まりました。
滝学園からは中島政彦学園長、高瀬裕隆中学・高校校長、横井大五郎高校教頭、三輪 篤 高校教頭、そして前年度高3担任の服部雅史先生、近藤帝嘉先生のほか、招待OB恩師として田口博章先生が参加されました(土居 修先生は残念ながら体調が優れないとのことで欠席されました)。このほか来賓として、大西正一同窓会会長が参加されました。
今回の同窓会では、内容で大きく変更した点が2つあります。
ひとつは、参加者同士の歓談時間を十分にとるため余興を無くしました。
これまでバイオリン演奏や映像鑑賞、クイズ大会など、代々の推進委員の方々がさまざまな工夫で、毎年参加者を楽しませてきました。このため、余興をやめるのは「推進委員の怠慢だ」とご批判をいただくのではという不安もありました。
結果としては、「じっくりと話をする時間があって楽しめた」などの感想をいただき、おおむね好評だったと安堵しています。
もうひとつ、新たな取り組みとして、参加申込時に勤務先の会社名、あるいは業種名(既に退職している方は、働いていたときのもの。学生の方は志望業種)を記入していただきました。
この会社名・業種名は参加者に公開し、当日配布する参加者名簿にも記載しました。参加者同士の会話のきっかけ、特に世代間の交流につながればという狙いでした。中には「そのような記入が必須なら参加しない」という欠席連絡もいただいたようです。
しかし、私たち推進委員の中でも何人か、学生参加者から関心のある業種、仕事について話しかけられたりするなど、これまでなかった交流が少し芽生えたのではと感じています。
今回の参加者は全体で119名と例年並みでしたが、学生が25名とこれまでの倍以上でした。
事務局から送る東京同窓会の案内をゴールデンウイーク前に発送できたということが大きな要因だと思います。しかし、大学2年生以上の参加者も多かったように思います。
もし上述しました参加者の業種名、会社名を公開する今回の取り組みによって、さまざまな年代の卒業生が集まる同窓会に関心を持ってもらえたのであれば、このさざ波が現在少ない20代、30代の参加者が増える流れにつながればいいなと願っています。
細かな点では、これまで会の冒頭にありました学園長挨拶を締めにお願いいたしました。
中島学園長は私たち推進委員が6年間お世話になった先生で、授業の合間にたまに話された四方山話が大変面白く、その話術に大変引惹きつけられました。だからこそ、場の空気が和んだ中で、お酒も入ってすこしリラックスした状態で先生にお話いただきたいという思いでした。
今回の締めの挨拶では、私たち推進委員を壇上に招いて、それぞれにちなんだお話を披露していただき、私たちにとっては30年前の生徒に戻ったような瞬間でした。
ここまで、長々と見てきたように会の様子を書き連ねましたが、実は私自身は体調不良により同窓会当日は欠席いたしました。
ただ、一緒に準備を進めてきた推進委員のメンバーたちが私の役割を担ってくれ、そして東京同窓会事務局の方々の援護もあり、会は無事大きなトラブルも無く終えることができました。
改めまして、事務局のみなさま、そして推進委員のメンバーに御礼申し上げます。
第79回滝学園東京同窓会推進委員 大下英則